どうも、ひろもん(@hiromon_com)です。
Googleが提供しているWEBツール「PageSpeed Insights」を使うと、自分のサイトのパフォーマンスを調査できますが、改善できる項目で何点か指摘を受けることがあります。
中にはWordPressテーマの開発者でないと対応できないものもありますが、画像に関する項目で指摘を受けた場合は、サイト運営者側で改善可能です。
サイト運営者が改善可能な主な項目
- 次世代フォーマットでの画像の配信
- 効率的な画像フォーマット
上記の指摘を要約すると「画像形式を「JPEG/PNG」から「WebP」にしてください」という意味です。
Googleが開発し使用を推奨している次世代画像フォーマットで、JPEGやPNGよりも高画質でファイルサイズが小さいため、サイトの画像をWebPに変換するだけでページの表示速度がアップします。
しかしサイト運営が長いとすでに数百枚の画像がアップロードされており、今さら手動で画像形式を変更するのは、途方もなく時間と手間がかかり現実的でありません。
そこで役に立つのが、アップロード済みの画像をWebPに変換してくれるプラグイン「Converter for Media」です。
2022年7月15日のアップデートで、「WebP Converter for Media」から「Converter for Media」に名前が変更されました。
画像形式をWebPにすると、「PageSpeed Insights」のパフォーマンススコアも大幅に改善されるので、私はすべてのサイトで「Converter for Media」を使用しており、おすすめプラグインの一つです。
そこで今回は、アップロード済みの画像をWebPに変換してくれるプラグイン「Converter for Media」について徹底解説します。
これからアップロードする画像も自動でWebPに変換してくれます。
- 「Converter for Media」の使い方
- よくある質問と回答
「Converter for Media」の使い方
インストール方法
「Converter for Media」は無料プラグインのため、WordPressの管理画面からインストールできます。
プラグインにカーソルを合わせるとサブメニューが表示されるので、[新規追加]をクリックします。
右上の検索ボックスに「Converter for Media」と入力すると、該当するプラグインが表示されます。
[今すぐインストール]をクリックするとインストールが開始されます。
インストール完了後、[有効化]をクリックして完了です。
初期設定
続いて初期設定について解説します。
設定にカーソルを合わせるとサブメニューが表示されるので、[Converter for Media]をクリックします。
.jpg:チェック
.jpeg:チェック
.png:チェック
.gif:チェック不要
ここで選択したファイル形式の画像がWebPに変換されます。
私の場合は「gif」を使うことがほぼないためチェックを入れません。
plugins:チェック不要
themes:チェック
uploads:チェック
ここで選択したディレクトリ内にある画像が変換対象になります。
プラグインに画像はほぼ使われていないためチェック不要ですが、テーマには画像が結構使われていたりするため、テーマにはチェックを入れています。
Access Token:空欄
List of supported output formats:WebP
Conversion method:GD
この辺りの設定は有料版限定の機能で、無料版では変更できないためそのままでOKです。
有料版にすると「WebP」よりもさらに優れたファイル形式の「AVIF」に変換できますが、有料版はサブスクのため、そこまでしなくてもOKです。
画質設定はデフォルトのまま[85%]でOKです。
画質は好きなように変更してもOKですが、画質を上げるとファイルサイズが大きくなりますし、画質を下げると画像が荒くなるので、私はバランスを見て「85%」に設定しています。
推奨されている「.htaccess経由」がはじめから選択されているので、そのままでOKです。
その他の設定項目では画像の箇所にチェックを入れ、[Save Changes]をクリックして初期設定の完了です。
これで今後メディアライブラリにアップロードされる「JPEG/PNG」の画像が自動的に「WebP」に変換されるようになりました。
何の設定項目か気になる方もいると思うので、一応日本語に訳したものを用意しました。
設定ページの最下部にアップロード済みの画像を「WebP」に変換するボタンがあるので、[Regenerate All]をクリックします。
進行状況が表示されるので、100%になったら変換完了です。
WebP変換後に再度画質を変更したい場合は、画質設定のパーセンテージを変更し、[Force convert all images again]をオンにして、[Regenerate All]をクリックすると元画像から再変換されます。
よくある質問と回答
「Converter for Media」に関するよくある質問を紹介します。
まとめ
- 「PageSpeed Insights」のスコアを改善したい方
- ページの表示速度を上げたい方
プラグインの中には「必須・推奨・非推奨」がありますが、私の中では「Converter for Media」は必須プラグインの一つなので、サイトを立ち上げると必ずインストールしています。
無料プラグインなので、気になる方はぜひ一度使ってみてください。
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