どうも、ひろもん(@hiromon_com)です。
私は今まで有料WordPressテーマを8個ほど購入し、さまざまなブログやサイトで使用してきましたが、その中で今もっとも気に入っているテーマが、現在当ブログでも使用している『SWELL』です。
『SWELL』は製作者の熱量がものすごくて、他のテーマとは比べものにならないくらいハイペースでアップデートされており、毎月どんどん使いやすくなっているおすすめのテーマです。
そこで今回は、今もっとも気に入っているWordPressテーマ『SWELL』のレビューをしていきます。
『SWELL』の購入を決めた理由
レビューの前に、なぜ私が『SWELL』を購入したのか先に説明します。
私はWordPressを使い始めてから数年間ずっと「クラシックエディター」だけを使ってきましたが、「クラシックエディター」は2021年12月31日をもって、公式サポートの終了が決まっています。
「ブロックエディター」はWordPress5.0から新しく採用されたエディターですが、どうしても使い慣れた「クラシックエディター」をそのまま使いたいと思っていたので、「ブロックエディター」を試しもせず一切使用してきませんでした。
しかし「クラシックエディター」のサポート期間が少なくなって来たこともあり、そろそろ「ブロックエディター」にも慣れておかなければと思い、前から機会があれば購入しようと思っていた「ブロックエディター」に完全対応している『SWELL』を購入しました。

製作者である了さん(@ddryo_loos)のTwitterでも開発状況的なものをつぶやいたりしているので、次のアップデートでどんな機能が追加されるのか事前にチェックできるのも嬉しいポイントです。
『SWELL』のレビュー
詳しい機能は公式サイトのマニュアルで説明されているので、ここでは私が実際に『SWELL』使って他のテーマと比べて気に入っているポイントを中心にレビューしていきます。
ブロックエディターに完全対応
まず『SWELL』の一番の特徴は何と言っても「ブロックエディター」に完全対応していることです。
一応他のテーマでも「ブロックエディター」を使用できますが、多くのテーマは「クラシックエディター」にしか力を入れておらず「ブロックエディター」に完全対応していないため、「ブロックエディター」で記事を書こうとしても機能が少なかったり不具合があったりします。
- 「ブロックエディター」に完全対応しているテーマ:SWELL
-
「ブロックエディター」で「クラシックエディター」のすべての機能が使える。
- 「ブロックエディター」に完全対応していないテーマ:多くのテーマ
-
「ブロックエディター」で「クラシックエディター」のすべての機能が使えない。
もちろん『SWELL』以外にも「ブロックエディター」にある程度対応しているテーマもありますが、多くのテーマはマニュアルを見ても「ブロックエディター」についてほぼ触れられていないか記載がありません。
そんな中『SWELL』は「ブロックエディター」に完全対応しており、マニュアルでも「ブロックエディター」について詳しく解説されているので、現状「ブロックエディター」で記事を書くなら『SWELL』がもっともふさわしいのではないかと思います。
URLの自動カード化
「URLの自動カード化」とは、以下のようにURL(リンク)を入力すると自動でカード化して表示する機能で、「内部リンク」「外部リンク」問わず、リンク先のページURLを入力するだけで自動でカードに変換され、テキストリンクよりも見栄えが良くなります。

ちなみにカード化させたくない場合は、以下のようにURLのままにもできます。
「内部リンク」だけをカード化できるテーマは他にもありますが、『SWELL』はプラグインなしで「外部リンク」もカード化でき、カードのデザインも3種類から選べます。
画像をクリックすると拡大します

タイプ1

タイプ2

タイプ3
ふきだしブロック
最近は「ふきだし」を標準機能として使用できるテーマも増えてきましたが、『SWELL』にも当然「ふきだし」機能があり、アイコン画像や「ふきだし」の向きや色など事前に登録して簡単に呼び出せます。

事前登録した「ふきだし」

枠線なしの「ふきだし」

色も自由に変更可能

心の声風の「ふきだし」

逆向きの「ふきだし」

アイコン画像の丸枠も外せる
『SWELL』が便利なのはここからで、事前に登録した「ふきだし」を5個でも10個でもたったワンクリックで切り替えてすぐに呼び出せます。
他の多くのテーマでは「ふきだし」を呼び出すことはできでも、ワンクリックで切り替えはできないので、ブログに複数のキャラクターを設定している場合や、「ふきだし」を使用する頻度が多い方ほど記事の作成がラクになります。
キャプション付きブロック
「キャプション付きブロック」とは、以下のようにタイトルが付いているボックスのことで、デザインやボックスカラー、アイコンをワンクリックで切り替えられます。
デザインは7パターンでカラーは自由に設定可能
デフォルトのデザイン
キャプションが枠上にあるデザイン
キャプションが枠内にあるデザイン
キャプションがボックス内にあるデザイン
ボックスに影付きのデザイン
キャプションが枠上にあるデザイン2
キャプションが小さいデザイン
「キャプション付きブロック」は、ポイント解説や用語解説、作業手順や記事のまとめなどによく使用しています。
テキストテキストテキストできます。
テキストテキストテキストのことです。
- テキスト
- テキスト
- テキスト
リストブロック
「リスト」自体はどのテーマにもありますが、『SWELL』のリストはデザインを変更できるだけでなく、下線をつけられるのが気に入っています。
デザインは8パターン
- デフォルトリスト
- リスト
- リスト
- 目次リスト
- リスト
- リスト
- 数字リスト
- リスト
- リスト
- 丸数字リスト
- リスト
- リスト
- グッドリスト
- リスト
- リスト
- バッドリスト
- リスト
- リスト
- チェックリスト
- リスト
- リスト
- 注釈リスト
- リスト
- リスト
SWELLボタンブロック
「SWELLボタンブロック」では、ボタンの形や色、アイコンの有無など自由に設定できるだけでなく、各ボタンごとの表示回数・クリック数・クリック率などの計測も可能です。
ボタンを作成できるテーマは他にもありますが、ボタンごとにクリック率などのデータを計測できるテーマは珍しく、『SWELL』ではプラグインなどを使用しなくても標準機能として使用できます。
たとえば設置したボタンのクリック率が低い場合、ボタンの色や文言を変えたり、配置自体を変えたりしてもデータでクリック率の変化がわかるので、より効果的なボタンを設置できます。
ステップブロック
「ステップブロック」とは、手順や物事を順番に説明するときなどに役立つブロックで、デザインパターンは6種類あります。
デザインパターンは6種類
ステップ1の説明
ステップ2の説明
ステップ1の説明
ステップ2の説明
ステップ1の説明
ステップ2の説明
ステップ1の説明
ステップ2の説明
ステップ1の説明
ステップ2の説明
ステップ1の説明
ステップ2の説明
「STEP」の部分は好きな文字に変更でき、数字も好きな数字からカウントを始められ、いくつでもSTEPを増やせるので、手順が多い説明にも対応できます。
さらに説明欄には画像も使えますし、丸と四角のシンプルなデザインではシェイプの塗りつぶしもできるので、色々なサイトで役立ちます。
フルワイドブロック
「フルワイドブロック」とは、画面の端から端までコンテンツを表示させられるブロックで、主に1カラムのページやランディングページなどに使用し、背景に色をつけたり画像を設定して、その上にテキストなどを入力できます。
背景画像の不透明度やテキストの色も自由に変更できます。
背景画像に以下のようにパララックス効果も付けられます。
LP(ランディングページ)などでよく使われている効果です。
背景は画像ではなく好きな色を設定することもでき、境界線の形やうねり具合も変更できます。
ノーマルの境界線
斜線の境界線
円の境界線
波の境界線
ジグザグの境界線
上下の境界線を別々の形にも設定できます。
フルワイドブロックは、ランディングページ以外にも1カラムのページに使用するとわりと簡単にオシャレ感を出せますし、『SWELL』の公式サイトも、1カラムのページに「フルワイドブロック」を使用して作られています。
テーブルブロック
「テーブルブロック」自体はWordPressの標準機能なので特別なものではありませんが、標準のままでは超簡易的な表しか作成できずお世辞にも使い勝手がいいとは言えません。
『SWELL』では「テーブルブロック」の機能が拡張され、以下の4種類のデザインから好きなものを使用でき、標準機能よりかなり使いやすくなります。
テキストのセンタリングもできます
ヘッダー | ヘッダー |
---|---|
テキスト | テキスト |
テキスト | テキスト |
テキスト | テキスト |
ヘッダー | ヘッダー |
---|---|
テキスト | テキスト |
テキスト | テキスト |
テキスト | テキスト |
ヘッダー | ヘッダー |
---|---|
テキスト | テキスト |
テキスト | テキスト |
テキスト | テキスト |
ヘッダー | ヘッダー |
---|---|
テキスト | テキスト |
テキスト | テキスト |
テキスト | テキスト |
さらに一列目の背景色を薄いグレーにできるので、比較表の幅が広がります。
スターを使ったレビューもできます
成分量 | 価格 | 口コミ | |
---|---|---|---|
商品A | 10種類 | 1,000円 | |
商品B | 8種類 | 1,500円 | |
商品C | 12種類 | 2,000円 | |
商品D | 20種類 | 2,500円 |
セルを結合したり、特定のセルの背景色だけを変更したりはできないので、そういった使い方をしたい場合は部分的に「クラシックエディター」を使用できる「クラシックブロック」を使えば対応できます。
管理画面でPV数を確認
通常WordPressの管理画面でPV数を確認するには「WP-PostViews」などのプラグインが必要ですが、『SWELL』の場合はプラグインを必要とせず、テーマを『SWELL』に変更するだけで、自動的に投稿記事一覧の右端にPV数が表示されます。

テーマを『SWELL』に変更してからのPV数しかカウントしませんが、人気記事を表示させるプラグインの「WordPress Popular Posts」を使用している場合は、簡単にPV数を引き継げます。
高速化に関する設定
『SWELL』にはブログの表示速度を高速化させるための設定がいくつかあり、デフォルト設定のままでもテーマを乗り換えるだけで高速化されページの表示速度が上がります。
私も『SWELL』購入後にいくつかのサイトのテーマを『SWELL』に乗り換えてみましたが、ウェブページの読み込み速度などを分析できる「PageSpeed Insights」で大幅にスコアが改善されました。
とくにモバイルのスコアが20~30ほど改善したので効果は絶大です。
- キャッシュ機能(ページをキャッシュする)
- 遅延読み込み機能(ページ下部の読み込みを遅らせる)
- ページ遷移高速化(ページの切り替わりが速くなる)
※ページ遷移高速化はプラグインへの影響がでる可能性があるので私は使用していません。

『SWELL』の機能はまだまだたくさんありますが、私が個人的に便利でよく使う機能の紹介でした。
ブロックエディターの使用感
私は『SWELL』を購入してから初めて「ブロックエディター」を使用し、使い方を覚えるために約150ページのリライトをしましたが、とにかく使いやすいというのが率直な感想です。
今まで「クラシックエディター」を使って文字数の多い記事を書く際、色々なタグが大量に増えるので、複雑なタグを使用していると、時々どことどこのタグの間に文章を書けばいいのか見失うことがありました。
それが「ブロックエディター」では、クリックだけで文字装飾などがすべて完結するので、タグを目にすることもなければどこに文章を入力するのか見失うこともなくなり、今まで以上に記事を書くのがめちゃくちゃ楽しくなりました。
- クラシックエディター:約5年
- ブロックエディター:約1ヶ月
「クラシックエディター」は5年以上使っていたのでかなり使い慣れていましたが、テーマを『SWELL』に変更してたった1ヶ月「ブロックエディター」を使っただけで、二度と「クラシックエディター」を使いたくないと思えるほど使いやすいと感じました。
おそらく私以外にも、一度『SWELL』で「ブロックエディター」の使いやすさを覚えてしまった方は、もう二度と「クラシックエディター」には戻れないと思います。

実際に「ブロックエディター」を使ってみるとわかりますが、「クラシックエディター」の100倍使いやすいです。
まとめ
- 『SWELL』はブロックエディターに完全対応している数少ないテーマ
- 「ブロックエディター」は「クラシックエディター」の100倍使いやすい
- テーマを『SWELL』にすると記事を書くのがめちゃくちゃ楽しくなる
ここまで『SWELL』のレビューをしてきましたが、いかがでしたか?
『SWELL』はただ使いやすいだけでなく、デザインも洗礼されていて美しいですし、ページの表示速度も速くなり利便性が上がるので、私は自分が運営している多くのサイトを『SWELL』に乗り換えました。
注意点としては記事数が多いサイトほど、テーマを乗り換えたときのリライト作業やデザインが崩れた箇所の修正など大変なので、もし「ブロックエディター」が使えるテーマへの乗り換えを検討しているなら、記事数が少ないうちに『SWELL』へ乗り換えることをおすすめします。
\ ブログが楽しくなる神テーマ /
ブロックエディターに完全対応
コメント